研修生のページ






今までの研修を振り返って


9月に入り、北海道は少し肌寒い日が増えてきて、これからもっと寒くなると思うと、これからの研修が思いやられます。
32期生の研修が始まって早くも5ヶ月が経ちました。時が過ぎる感覚が早く感じるのも中身の詰まった良い研修が出来ているからではないかと思います。

今までの研修を振り返るといろいろなことがありました。私たち32期生の研修は、ほとんど馬に触れたことがない人が多いメンバーで始まりました。
初めは馬にどう接したら良いのか分からず、恐る恐る馬装したり、手入れをしたり、曳き馬の際にもって行かれそうになったりしていました。騎乗もまともに馬をコントロールできず前の馬を追い抜いてしまったり、暴れて落馬したりと、馬になめられている状況でした。

厩舎作業も何をしたら良いのか分からず作業スピードが遅かったり、同じ場所に固まって作業したり、モックアウト(寝藁の入れ替え)の作業が遅すぎて教官に怒られたり、馬を放牧地から脱走させたりと反省することが多かったです。

その頃と比べるとすっかり馬に慣れて、一頭一頭の馬の性格を理解して声を掛けながら手入れをしたり、怒るべきポイントや誉めるべきポイントが分かってきて、馬の状況をみて行動できるようになってきました。騎乗も走路で併走したり、グラス坂路で馬を自由に動かしたり、まだまだ騎乗技術は未熟ですが、研修初期に比べると少しは成長していると感じ、厩舎作業もやるべきことがわかって効率よく作業できるようになってきました。

その他には牧場見学や牧場実習、札幌競馬場見学などの課外研修で普段見られないものや、できないことを経験したりと、徐々に将来牧場で働く為に役立つスキルが身についているのではないかと思います。

そして、これから若馬の馴致が始まります。何も分からない馬にルールや指示を教えなければならない難しい作業なので失敗したり、JRAの職員の方に迷惑をかけることがあると思いますが、自分が成長する為の壁だと思ってめげずに頑張ります!!

研修生の中には色んな顔ぶれがあり、みんな仲が良くて、このメンバーで研修が出来て本当によかったと思います。

研修も残り7ヶ月、まだまだ大変なことが多いと思いますが、卒業する頃には胸を張ってそれぞれ牧場に迎えられるよう32期生のメンバー全員で助け合って、充実した研修だったと振り返れるよう頑張りますので、これからも迷惑をかけると思いますが教官の方々どうぞ見捨てずによろしくお願いします!!
(だいき)

☆教官から見たら、まだまだだけど・・・(笑)
なりふり構わず、がむしゃらについてくる人には、いくらでも教えますよ!!
(養成担当:Y)


いい天気で、最高の騎乗日和

みんなでパチリ!

私たちもみんなが成長できるように頑張るよ!
 


平成26年9月11日(木)

〜この度、無事に定年を迎えることが出来ました〜
皆様の活躍をお祈りいたします


拝啓
  
研修生の皆様とはBTC教育用馬として2000年頃からご一緒させて頂き、早くも14年が経ちました。

私たちも既に16歳となり研修生の皆さんと走路で走ることが困難になってきました。気持ちは若いので、今でも隙あらば落馬させてやろうと企んでいま・・いや、馬乗りのノウハウを教えたいのですが気持ちとは裏腹に体力がついて行けません。

若かりし頃には、皆様を落とし暴走したりして楽しんで、毎日がバラ色の・・・いや、早く騎乗技術を向上させろ!と叱咤激励していたころが懐かしく、また、とても良い思い出となっています。

皆様には毎日丁寧に手入れをしていただき、定年間近であってもピカピカな体を保てております。ありがとうございました。今後は走路で走るのではなく小さな馬場で子供達を乗せのんびりと過ごしていきます。

近くにお寄りの際には、是非とも立派なホースマンとなった君達の姿を拝見させて下さい。楽しみにしています。

敬具


セキテイミノブの98(プリンセスミノブ号)

スターブリッジの98(ロイヤルブリッジ号)

センブランスの98(マンブランス号)

コーヒータイム号


平成26年9月11日(木)

夏休み

私たち研修生は二班に分かれて7日間休みを頂いて交互に帰省しました。

私は8月19日から25日まで実家の埼玉に帰省し、友人と会ったり買い物したり病院に行ったり…。やりたい事、帰省中やらなければならない事が沢山あってゆっくりすることは叶いませんでした(汗)
帰省中は他の研修生達と会うことも無く、ほぼ寝るとき以外毎日一緒に生活しているので、寮に居たときには騒がしいと思っていた事も、帰って家が静かだと、賑やかな寮生活も良いものなんだと思いました。限度がありますが(笑)

行きと帰りで一日使ってしまうので自由な日は5日間しかありませんでしたが、それでも充実した夏休みを過ごすことが出来ました。
25日の帰りの日、新千歳空港に到着し帰りのバスを待つ間に約束したわけでも無いのに一緒に帰省していた研修生達が四方八方から集まって来ては楽しそうにお互いの夏休み中の出来事を話していて、たった一週間しか離れていなかったのに懐かしかったです。そして戻ってきたのだと実感しました。
帰省中に変わった事といえば研修生のほぼ全員の髪型が変わっていた事位で、帰りのタクシーの中では普段の買出しに行く時の様にお互い相手の話し声が聞こえないくらいワイワイしゃべり続けていました。

最後に皆にどんな夏休みだったのかを聞いてみると、
「遊びまくった」
「自校を卒業した」
「自分探しの旅に出た(笑)」
「クレーンゲームした」
「飲みました」
「オールしまくった」
「大阪に行った」
「免許を取りました」
など楽しく充実した夏休みを過ごせたようでした。

次の日からは通常通りの厩舎作業に騎乗訓練があるので、気持ちを切り替えてこれからの研修も頑張っていきたいです。
(32期2番)

☆普段は一緒に居過ぎてわからない(?)仲間の良さも離れると分かったりして、恋しくなるものですよね^^
 それぞれ有意義な夏休みだったようで、何より!!
 研修後半も頑張るぞ〜!!!(オー!!)
(養成担当:M)


夏休み明けの集合写真(グラス坂路馬場にて)

グラス坂路馬場にて各個運動している様子


平成26年9月1日(月)

牧場実習

こんにちは!北海道の夏は想像以上に暑いです。みんな汗だくになりながら研修を頑張っています。

そんな中、8月上旬から2班に分かれて、牧場実習に行きました。
実習先の牧場は4ヵ所で、それぞれ2、3名ずつお世話になりました。 自分が実習に行った牧場は生産牧場でした。
作業内容は主に寝藁上げや、繁殖牝馬と仔馬の放牧集牧と草地管理です。とにかく仔馬が可愛かったです(笑)。仔馬たちは馬房の中でも、放牧地でも、お母さんにべったりでした。飼い付けの時は母馬が仔馬の餌を食べないように見張りをしました。
今年の春に産まれたばかりの馬でいろいろなことにびっくりするし、放牧集牧の曳き馬の時もなんか落ち着きのない感じで、可愛いけど仔馬を扱うのは大変だなと感じました。普段の研修では仔馬に触れる機会もないのでとてもいい経験になりました。

この一週間の牧場実習のほとんどが草地管理の作業でした。
BTCの研修でも草取りなど草地管理の作業はありますが、牧場はとにかく広いので終わりがないという感じでした。でも牧場で働くには馬には触れないこういった草地管理や厩舎作業はとても大切な作業なので、これからの研修でも意識してやっていきたいなと思いました。

この一週間の実習で貴重な体験ができ、毎日が充実していました。32期生、今後の研修も頑張っていきます。今回お世話になった牧場関係者の皆様ありがとうございました。
(ぐっさん)


☆BTCだけでは体験できない貴重な経験をさせてもらったようですね!未熟な研修生達を受け入れてくださった牧場の皆様、本当にありがとうございました。
ぐっさんはこの経験を活かしてこれから頑張っていくぞと張りきっております!(^^)!
(養成担当:M)


平成26年9月1日(月)

騎乗訓練

僕たち研修生は今、目の回るような忙しい毎日を過ごしています。

その理由の一つが騎乗訓練です。
最近また、フォーメーションという新しい訓練を習いました。フォーメーションとは走路でのキャンター走行中に単走から、併走に移るという訓練です。前を走っている馬と自分の乗っている馬の距離を均等に保ち、なおかつ偶数番号の人全員が一斉に併走に移る為、馬の速度を一時的に上げなければなりません。
少しでも遅れたり、横とずれていたら、単走から併走に移れても、バラバラでみっともない併走になってしまいます。
実は、自分もやってしまい後方の人たちに多大な迷惑を掛けてしまいました。
しかし、失敗を今後の課題にして、自分をもっと高めていけるので、とてもありがたいとも思いました。

話は変わりますが、寮の生活は楽しく、いつもおいしいご飯も作ってもらって、本当に良い環境で馬の勉強をさせてもらっているので感謝しています。 これからも、新しい技術や学科を教えていただくので、しっかりと理解し、技術を身に付けながら、残り半年一生懸命勉強していきます!!
(はやて)


☆早いもので研修も中盤にさしかかってきましたね!
最初は馬装も一人で出来なかった32期生がフォーメーションの練習......。時間が経つのは本当に早い( ゚Д゚)
残りの研修期間で、はやて君がしっかり成長出来る様、教官一同応援しています(笑)
(養成担当:M)


BTC調教場内800mトラック馬場にて

教育用800mトラック馬場にて3騎併走

BTC調教場内グラス馬場にて

同じく、BTC調教場内グラス馬場にて