平成25年4月24日(水) BTC30期生 研修修了おめでとう! 〜これからもポジティブに生きよう〜 30期の皆様ならびにご父兄の皆様、研修修了、誠におめでとうございます。 無事、「怪我もなく」と言いたいところですが、ちょいちょい小さな怪我はありました。 また、昨年の夏は暑い日が続き、きゅう舎作業などとても大変だったことを思い出します。そんな中、よくぞBTCのハードな訓練に耐えぬき、この度卒業を迎えられたことに対し、 教官一同とても嬉しく思っています。 北海道といえば冬の寒さに耐えられるかということが試練と思われるでしょうが、この30期生はとにかく寒さに強い!九州出身者も数名いましたが全く問題なし。特に鹿児島出身者にいたっては、これまで悩まされていたアレルギーが治り、とても喜んでいる状況です。あらためて北海道の空気が合っていたのでしょう。 話は変わりますが、皆さん「ポジティブカード」という物をご存知ですか? もっと、幸せな人生になる「言葉」として、今、巷で人気です。30期生みんながポジティブに生きること、そして「幸せになぁれ」という願いをこめて、カードに書かれている言葉を贈りたいと思います。 ●共感した言葉 1)まず、やってみなはれって。 それから、後悔したらええが! 2)「何とかなる」と思ってるやつは、 何とかなる! ●この気持ち、凄く大事だと思った言葉 1)失敗をおもしろおかしく、 語れるやつになれ! 2)「笑わせる」は、 究極のサービス精神! ●自分への戒めの言葉 1)人間の悩みの大半は、 他人との比較だ! 2)一回口に出したことは、 実効せなあかん! ●頑張っている、みんなへ贈る言葉 1)逆境こそ、 感動であり成長! 2)上手く行かない経験が、 人間力を磨く! ガンバレ!ガンバレ!! (プレミア玉ちゃん)
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平成25年4月24日(水) 1年間の研修生活 振り返ってみると月日の流れは本当に早いものだと感じています。 私の出身地、東京の桜に別れを告げ、もうすぐ1年になります。 育成調教技術者養成研修を受けさせていただき、本当に多くの事を学ばせていただいたと思っています。 悔しくて1人部屋で泣いた事、馬を感じたくて馬房で抱きついた事、馬体全体が綺麗になり洗い場でにやにやした事、騎乗がうまく行かず地面を見続けた事、馬上での空気感、ロケットパンチとエアお手玉(馬上体操の1種)・・・技術や知識を学んでいく中で、喜びも悲しみも体感しながら成長させてもらってきたと思います。 馬がいて、馬に触れる場所があり、教官がいる。当然ではありますが、BTCが無ければ、この研修を受けていなければ、今の自分はいない。競馬場で開門ダッシュをしていた自分とはまた違う自分になった。どちらも幸せだ。でも今、馬に乗っている自分が好きだ。色々な表情を見せてくれる馬が好きだ。導き導かれ共に成長していきたい。 はっきり言って、この1年で私は全てのことを吸収出来ていない。きっとこの先、ずっと悩んだり苦しんだりするだろう。しかし、私は向上心と意識を持って戦い、切り開こうと思う。そのために、ここで吸収できなかった事を自分で調べて学ぼうと思う。 まだ、私は馬の道で働いていない。ということは、ここは母馬のお腹の中と言う訳で生まれていない。生まれたら赤ちゃんというか仔馬みたいなものだし、また小学生のようなものだとも思う。研修で学んだことを生かしながら、謙虚に素直に馬と人に気持ちの良い職業人・人間として生きたいと思う。 何も知らないできない人間を馬乗りにしてもらった。振り返ると言葉にできない。それだけ中身のある研修だった。命に教えられた。これから先、すぐにとは行かないかも知れないが、命に教えていきたいと思う。 研修馬達ありがとうございました。教官の皆様ありがとうございました。関係者の皆様ありがとうございました。みんな幸せになるなんて難しいんだけど、30期みんなの人生が幸せなものになり、馬がいっぱい幸せになればいいなぁと思っています。 どんな馬に出会えるかな。もうすぐゲートインかな。ヨーイ、カシャ。 つづく。 馬大好き。 (研修生:30期寮長)
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平成25年4月15日(月) 2013年BTC 育成調教技術者養成研修 第31期が開講しました! 嵐の激しさと桜の華やかさが入り混じったものとなった第73回桜花賞、1番人気クロフネサプライズがレースを引っ張り、これを追いクリスチャン・デムーロ騎手のアユサンとミルコ・デムーロ騎手のレッドオーヴァルが直線で一気にスパート、兄弟対決は弟の騎乗するアユサンが制し、今年もクラシックロードがスタートする中、BTC育成調教技術者養成研修 第31期がスタートしました。 4月10日(水)に、BTC日高事業所において、第31期研修生の開講式が行われました。 31期の研修生は、北は北海道から南は長崎まで全国より集まった18歳〜28歳、男子16名、女子5名の総勢21名です。 関係者やご家族が参加した開講式では、皆リラックススした表情で式典に参加しました。松BTC日高事業所長より入講を許可された後、杉本BTC専務理事より「最後まで初心を忘れずに、一人の落伍者もなく全員がこの研修を修了されるよう願っています。既に卒業した先輩達に負けない立派なホースマンになってください。」との式辞が述べられました。 また、来賓の名取日高振興局長より「競馬界を支えるホースマンを目指し、仲間と協力し支えあい研修に励んでください。馬産地日高が誇る人材として成長されることを心より期待しています。」、池田浦河町長より「自分自身の心に負けず、初心を貫徹して欲しい。皆さんの夢が実現し、1年後には素晴らしい騎乗技術を披露してくれることを祈念しています。」、小玉JRA生産育成対策室長より「馬の取り扱いや騎乗技術だけでなく馬のことを馬と一緒に考え、馬の良きパートナーとなり馬を導くことができるような真のホースマンになって欲しい。同期の研修生とは将来にわたり交流できるような仲間になってください。」と祝辞を頂きました。 開講式に続いて行われた昼食会では、一人ずつ自分達の研修にかける意気込みを以下のように語ってくれました。 M.Aさん(千葉)馬にかかわったことが少なく大変だと思うが、がんばりたい。 Y.Iさん(東京)馬にも人にも好かれ技術のあるホースマンになりたい。 T.K君(埼玉)1年間がんばり、人にも馬にも好かれるホースマンになりたい。 N.T君(茨城)1年間がんばり浦河の有名なホースマンになりたい。 T.S君(北海道)卒後は日高の牧場に勤めたい。1年間よろしく願いします。 G.T君(東京)皆と仲良くし、丈夫な馬を造れるホースマンになりたい。 K.T君(兵庫)皆と切磋琢磨し仲良く研修をしていきたい。 T.N君(滋賀)一流のホースマンになりたい。 A.N君(京都)研修後に即戦力となれるようがんばりたい。 S.N君(群馬)やる気がないように見られがちだが、実はやる気に満ちがんばります。 M.Yさん(大阪)日本でも世界でも認められるようなホースマンになりたい。 M.Wさん(神奈川)騎乗技術をしっかり学び、将来に役立てたい。 S.M君(京都)1年後即戦力として牧場で働けるように経験を積みたい。 H.N君(長崎)他の研修生に負けないように元気を出してがんばって行きたい。 J.T君(大阪)失敗を恐れずに積極的に研修していきたい。 T.Tさん(北海道)自分の大きな目標に向かい、謙虚な気持ちを忘れずがんばりたい。 U.T君(広島)真のホースマンになれるようにがんばりたい。 M.S君(千葉)しっかりと技術を身に付け、日本競馬に貢献できるホースマンになりたい。 R.A君(滋賀)馬とかかわったことがないので、がんばって練習していきたい。 K.I君(静岡)馬の気持ちが分かるようなホースマンになりたい。 H.S君(北海道)研修を継続し、スポンジのように知識を吸収したい。 31期の平均年齢は19歳と非常に若く、この春高校を卒業したばかりの者が19名、社会人経験者が2名というとてもフレッシュなメンバーです。どんな1年間になるのでしょうか?それぞれの思いを大切に、研修スタッフも全力でサポートしていきます。 皆様も31期生に温かい応援をよろしくおねがいします。 (養成担当課長)
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平成25年4月10日(水) 最後の課外研修 今回僕たちは、最後の課外研修である、ばんえい競馬観戦&工場見学1泊2日の研修に行ってきました! 1日目は、ばんえい競馬観戦。この日は“ばんえい記念”という最も大きいレースがあったため、競馬場は大変混んでいました。 僕は初めてばんえい競馬を観戦したのですが、まず馬の迫力に驚きました。大きい身体で懸命に大きいソリを曳く、ばん馬達に圧倒されました。 ところで、ばんえい競馬というのは体重が1000kg前後のばん馬が、重いソリを曳いて2つの障害を越え、直線200mを走りきる競馬です。障害を越えながら懸命に走る馬を一緒に歩いて応援する事ができるのも、ばんえい競馬ならではのことです。 この日は、そんな競馬のばん馬の頂点を決めるばんえい記念。10頭それぞれオシャレをしてパドックを周回。僕は研修生番号が10番なので、10番のテンマデトドケ号を応援する事にしました。スタートはよかったのですが、2つ目の障害に大苦戦。みんながゴールしたあとようやく障害を乗り越え、一生懸命走ります。最後またゴール前で止まってしまいましたが、力を振り絞ってゴール。場内は全馬完走に大きな拍手。これもばんえい競馬ならでは。最後の馬がゴールして、みんなに拍手を贈る。なんて素敵な光景だろうと感動しました。 レースが終わった後は、みんなで食事!焼肉、寿司、ラーメン、デザート・・・なんでもありのバイキング。みんなお腹一杯食べました。食事の後はボウリング大会(ちなみに個人成績は下から2番目・・・。)をして1日目が終了。 2日目は工場見学。北海道を代表するお菓子メーカーの工場と乳業工場。どちらも機械の速さはもちろん、手作業で行う工程も速くてびっくりしました。最後にあのドラマで有名な幸福駅で記念撮影をして終了。楽しいことは本当にあっという間に過ぎていきますね・・・。 残り約3週間程の研修。悔いの残らないよう今回の研修のように楽しく過ごせるよう、みんなで頑張ります! (研修生:けいすけ) ☆実際に観ると本当に感動するばんえい競馬。研修の最後にまた一つ楽しい思い出が増えたようですね! しかし、あの大きなばん馬に鞍無しで跨りながらパドックを周回する姿を、初めて見た時は衝撃的だったなぁ。(笑) あとは卒業までノンストップで駆け抜けよう!! (養成担当:Y)
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平成25年4月10日(水) 研修中の楽しみ 最近の研修は昔よりも楽だと教官がおっしゃる中、十分厳しいのではないかと思いながら、日々の研修に励む研修生。そんな研修生の楽しみは、週に一度の買い出しだったり、二週に一度の休みだったりするが、私の楽しみは馬に触れ合う時間すべてが楽しみである。 馬達一頭一頭に個性があり、同じ馬などいない。なので騎乗の時も同じ乗り方で乗る事は無いし、手入れの時もそれぞれ馬に合わせて変えている。そうやって手入れの時は、一方的ではあるが、なるべく馬たちに話しかけて、コミュニケーションを取るようにしていると、なんとなくではあるが馬の気持ちがわかったつもりになれる。それがとても楽しい。 私達は、一頭一頭にかける時間を大事にし、自分の担当する馬は他の人よりも性格や体調を把握して、他の担当者の馬よりも綺麗にしてあげたいという思いで毎日接している。 正直、私は研修が厳しいと思った事は一度も無い。毎日楽しみである。なぜなら馬達がいつも厩舎で待っているからである。 (研修生:いたる) ☆ きっと言葉は通じているような気がします。(と、私は常々思っているのですが・・・)だって、教官の号令に反応して駆歩しちゃってない?(笑) というのは半分冗談で、失敗して馬に愚痴ると、いつも意地悪な馬がなんか優しかったり。話しかけるというのは、実は一方的なコミュニケーションではない、のではないかと。 就職してからもコミュニケーション大切にね!! (養成担当:Y)
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平成25年4月10日(水) 寮での研修生は・・・ 研修が始まったと思えば、もう終わりを告げようとしています。一年前ここに来た当時は、何をやっていいのかわからない状況にあった若者が、今ではしっかりと馬を乗りこなすことができるようにまで成長しました。 ここで寮での研修生活の一面を少し紹介したいと思います。 今期の研修生は18才から28才までと様々な年齢層とそれぞれ違った個性の集まりですが、最も目に留まるのはシミュレーター(馬の模型)での練習風景です。日々の研修が終わり、寮に帰ってくるなりシミュレーターの奪い合いです。少しでも多く練習し、技術を習得しようと一生懸命です。だからシミュレーターも大変、見ていると少しずつがたが来ているように感じます。 寮の自慢は食事がとてもおいしいことです。生徒もよくおかわりして食べています。しかし、毎月実施している体重測定も、おのずと針が大きく振れるようになってくるので、元に戻そうと躍起になっています。 話はそれるかもしれませんが、私は寮の中では「仲間を大事に」をモットーとして掲げています。入講してから卒業までの約1年は、本当に長いと思います。わからないことやつらいことがあった時、助けてくれるのは仲間だと思います。1年を楽しく過ごし、新たな職場で仲間を増やして、技術や人間性をのばしてもらいたいと思います。あとわずかファイト!! (りょうかん)
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